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終始恫喝・残骸・顔ない・絶命・複雑

「終始恫喝・残骸・顔ない・絶命・複雑」などと書くと、何かの事件の惨状かと思うかもしれません。
ごめんなさい、これは何のことかというと、12の脳神経を覚えるために私が考えたフレーズ。

終始(嗅視)=嗅神経、視神経 *(嗅は本来は「しゅう」ではなく、「きゅう」と読む)
恫喝(動滑)=動眼神経、滑車神経
残骸(三外)=三叉神経、外転神経
顔ない(顔内)=顔面神経、内耳神経
絶命(舌迷)=舌咽神経、迷走神経
複雑(副舌)=副神経、舌下神経

 あまり好ましくない想像を引き起こすフレーズですが、ストーリー的になんとなくつじつまがあっていて、覚えやすいと思いません?
「複雑」は副神経と舌下(ぜっか)神経ですから、ちょっと読み方は違いますが、まあ良いとしましょう。

ある解剖学書(脳単)によれば、
「嗅いでみる、動く車の三つの外、顔聴く 舌に 迷う 副舌」という覚え方が有名、とありました。
これもいいですね。いろいろな覚え方がありますね。

 その脳神経といえば、ちょっとした思い出話があります。
数年前にフライマン先生のクリニックに治療見学のためお邪魔させていただいた時に、カークスビル(
※)からインターンに来ていた女性医師もフライマン先生の治療室にきていました。

治療中、おもむろにフライマン先生がインターンの女性に質問をしました。

「What is the main function of the 5th cranial nerve?」
(第五脳神経の主要な機能は何か?)

 突然の質問にもかかわらず、彼女は懸命に答えていました。
もちろん英語でしたので、答えは全部は聞き取れませんでした。
フライマン先生を前にしては、誰しも緊張しないわけがありません。
彼女はおそらく、じっとりと汗が手ににじんでいたに違いありません。
言い間違えないように、大きなミスをしないように、慎重に答えていることはよくわかりました。

 何しろフライマン先生は、スティル先生から始まる、オステオパシーの伝説的医師の一人ですから!
オステオパシーの創始者がDr.スティル、スティル医師の直弟子で頭蓋オステオパシーの創始者であるDr.サザーランド、そのサザーランド先生から直接習った弟子の、最後にたった一人だけ生き残っている、オステオパシーの直系の継承者、フライマン先生ですから!
オステオパシーを学んでいる人間が、フライマン先生に対して尊敬と畏怖の念を抱かないわけがありません!
その先生から、急に質問をされたら、







あたまが まっしろに なります








あたまが まっしろに ならないはずはありません!


 その時、私はというと、上記の記憶法により「終始恫喝・残・・・・・三叉神経!だから・・・」と心の中でつぶやきましたが、質問がわからない表情をすることに決め込みました。(笑)
でも、さすがにインターンと同じような質問を私にはしないでいてくれましたので、助かりました。
もし同じ質問をされていたら、その場で心臓発作で倒れていたか、倒れないまでも手くらいは震えたことでしょう!
そのような、手に汗握るような緊張の中で治療を見学したことを懐かしく思い出しています。

さて、「脳単」からちょっとカンニングして三叉神経の主要な機能についてを説明しますと・・・
「三叉神経は、脳神経中最大の神経であり、感覚性及び運動性の混合性神経で、眼神経、上顎神経、下顎神経に分かれ、主に顔面の皮膚や口腔、結膜および鼻粘膜の大部分に一般体性求心線維を与えている。運動性としては咀嚼筋や顎二腹筋前腹、鼓膜張筋、口蓋帆張筋を支配している。
英語では三叉神経は「Trigeminal nerve(トライジェミナルナーブ)」と言うそうですが、では、上記の主要な機能を英語で言おうとすると、私の英語力ではとても無理です。

もっと勉強せねば!

※カークスビルは、Dr.スティルが作った最初のオステオパシー大学で、現在でもオステオパシー大学の中でも最高峰と言われています。
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by ostetokyo | 2009-06-29 01:20 | あれこれ