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広汎性発達障害のお子様へのオステオパシー:H君、さらに成長の証!

広汎性発達障害のお子様へのオステオパシー:H君、さらに成長の証!_d0125551_204115.jpg
 最近、自閉症や広汎性発達障害のお子さんが、「オステオパシーを受けてから非常に良くなっている」という嬉しいご報告を受ける事が多くなっています。

それをこのブログでできるかぎりご紹介し、多くの方にお知らせしたいと思い、私のところに来てくださっているお母さん方にご協力をいただき、感想文をお願いしました。

その中で、9月にご紹介したH君のお母さんが、H君の最近の成長ぶりを詳しくメールしてくださったので、ご紹介します。

では、ここからどうぞ。↓

「早くお知らせしようとしていて遅くなってしまいましたが、その後のH君の状態についていくつか述べさせていただきます。
前回、先生のブログで紹介していただきましたが、あらためて今までの変化について思い出しながらまとめてみます。

(情緒面について)
最近は意識レベルが下がることが減り、以前は気に入らないことがあると大きな声を出したりしていましたが、その回数がめっきり減りました。
軽いパニックになってもすぐに立ち直ることができます。

ただし、10月下旬頃、学校から「以前に比べて状態が良くなく、荒れている」と報告を受けたことがあります。
具体的に言うと(交流クラス<所属は支援学級ですが、音楽、体育、図工、給食等は1年1組で過ごします。この1年1組のことを交流クラスといいます>での先生の指示を聞かない、すぐに諦める、トイレが間に合わない、行動が粗暴等・・・。

実は、昨年の今頃も幼稚園で同じ状態に陥り、大学病院で薬を処方してもらった経緯があります。
結局、その薬はH君には合わず、かえって粗暴になるという最悪の結果になったのですぐにやめましたが。
今年も同じ状態になり、どうしてなのかと思っていた矢先、以前お世話になったことがある支援学校の先生に「運動会や学習発表会等の行事が続き、時間割の変更が余儀なくされる2学期は、広汎性発達障害の子にとって本当に酷なのだ。また、体温調節も苦手なので季節の変わり目も状態が悪くなる傾向がある」と教えていただきました。目からウロコでした。
そして私は、石原先生の所へ行く日がどれだけ待ち遠しかったことか知れません。
そして予約当日、H君への施術が始まります。
今のH君の状態について詳しく説明しようとしましたが、H君のおしゃべりが始まり、細かなことまでは伝えられていないうちに先生から、「前頭葉の部分が冷たい」と指摘されたのです。
ドキッとしました。
前頭葉の状態が悪ければ、情緒面に影響が出るのは明らかだと合点がいきましたから。
「先生、さすが〜」とため息でした。
耳の上の部分の状態も良くないとも言われました。
こちらについても、以前「自閉症児は側頭葉の部分が圧迫されていることが多い」という文献を読んだことがあるので「やっぱり!」と思いました。

そして、その後先生の所へ通い続け、学校での行事も一段落し、H君も全体的には落ち着いているという状態です。

(運動面)
同じ年代の子供達に比べたら、できないことが多いですが、フラフラ感がなくなったのでブランコに乗ったりすることも不安なく見守れるようになりました。
運動会では、だるま運びのリレーで、ペアを組んだ他の子のスピードにがんばってついていきました。(ダンスは完璧でした)
持久走大会は、集団からそれほど引き離されることなく、ずっと走り続け、完走できました。
縄跳びは、昨年までは1回飛ぶ毎に尻もちをついていましたが、今ではなくなりました。
今は連続跳びに向けて練習中です。
以前より、体が動くのを本人も感じているのか、家でもボールを投げたり、バドミントン等も進んでするようになってきました。

(巧緻性)
ハサミを使うのがとても苦手でしたが、学校でも意識をして、使う機会を設けてくれているおかげもあり、だいぶ上手になりました。
縄跳びのロープの縛り方を教えるとすぐにできるようになり、驚きました。
漢字はもともとよく覚えられる方でしたが、「手」の4画目の曲線等は苦手でした。
それがいつのまにかきれいに形が取れるようになっていました。

(知能面)
認知の障害があるため、大きさや長さを比べたり、微妙な言い回しのある文章題等は苦手ですが、規則性に基づく事(計算等)は問題なくできています。
時計もつまづくかなと思って、練習用に時計盤のハンコを買ったのですが、必要なかった位です。

(言葉)
助詞の使い方、内容の発展等はまだまだですが、「明日も学校に行くのと同じように6時に起きなくちゃ。○時からの○○<テレビ番組>見たいから。」等という複雑な表現も増えてきました。

(その他)
今は若干風邪気味ですが、2学期も皆勤でした。
年少の時は、やっと半分だけ通園できていた子なのに。感動です。
偏食はまだまだありますが、出された物は渋々ながらも食べられるようになってきました。

H君の事では、もちろんうまくいかないことが多くあり、落ち込むこともありますが、確実に良い方向に向かっていることの多さを考えれば、それを励みにがんばろうと思える日々です。

H君の変化についての報告はここまでとさせていただきます。
とてもとても長くなってしまい申し訳ありませんでした。」

H君のお母さん、本当に詳しいご報告をありがとうございました!
by ostetokyo | 2011-12-31 02:03 | 障害を持ったお子様