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オステオパシーというアメリカ生まれのソフトな整体。顎関節症、頭痛、首肩コリ、腰痛、自律神経失調、睡眠の悩み、発達の悩みなど、ご相談ください。東京・中央区・日本橋


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オステオパシーによる、障害を持ったお子様に対するボランティア活動のご報告-2

〈4/21、一部、変更しました。)
 今回ご紹介するのは、何回か通ってこられた、あるお子様のお母さんのブログを抜粋したものを、お母さんの許可を得て可能な範囲でご紹介します。
治療とその時の様子や効果など、どのような感じなのか、知りたいという方のために参考にしていただければと思います。

◆第一回目 2008年1月2x日
 太郎(仮名)も特に怖がったり、人見知りしたりせず、落ち着いてべッドに仰向けになり、頭や体や足もときどき動かしながら、でも、驚異的な体勢保持を発揮して小1時間ベッドで先生にやっていただけたのである。
いや~~でも、仰向け姿勢とらせるには、かなりつききっりで母は疲れました。左腕と左肩は筋肉通です。視線集中させるため、右手で太郎の手を握り、左手を眼前でカウントとりなど×何十回? していたので…
こういうことなく、自力でできればハラショーなんですけどね…
そこまで楽はさせてくれません。ハイ。苦笑。
それでも、いくら私が頑張っても太郎がパニクれば話にならないわけで、初めての場所、人、身体接触にもかかわらず、ニコニコと落ち着いてできたのは、えらかったです。
頭蓋の手術で怖い、痛い、という体験をしたのか、その後、この姿勢に関しては極度に恐怖感があるようで、その姿勢をとらされることを異常に忌み嫌っていたため、今回、泣き叫ぶか、拒否ってオステオパシーどころでない騒ぎになるかと、実は戦々恐々としていたのです。
意外や意外にも頑張ってくれ、最後のほうの背骨やら骨盤やら、足、腕といった体のマッサージとなると、うつむいて腕組んだ上に頭なんかのせて、うっとりもんである。
…ジジイか君は??笑
効果のほうは、やっぱり継続していく中で見えてくると思うので、コツコツとマメに通うつもりです。

でも、終わったあと、太郎の頭を触ったら
!!!
と形が今までと違う感じでした。
肉眼ではわからない、手先で感じるビミョ~~~~な凹凸なんですけど…

今晩も洗髪していて、術後の骨の接合部分のガタッというかデコデコっていう手先のビミョ~~~な感触がなくて、スルリと形いい頭蓋~~みたいな感触で、
???とか思ったり。

でもいつも太郎の頭を触っている、ということと、手先の本当に幽かな感触での話なんで、普通の人が漠然と触るには、なんにも変わっていないと感じるとおもうけど…

この矯正を繰り返す中でみえてくるいろんな反応というものがあると思うので、きちんと観察していこうと思います。
西洋医学、それも最新の現代医学で完治できないといわれているもの、根本的な原因とか治療法が確立されていないものについては、何かひとつのことでスッと魔法のように子供が健常児に生まれ変わることはないと思います。
何かをすること、何かを体験させることで、子供の障害や病気からのリスクとか生活上の行き難さが薄まったり弱まったりして、その子が生き易くなることはあると思っています。
その度合いは、それぞれの療育とか(東西洋問わずの)生体へのアプローチとかによって違うと思いますし、そのことを体験するにしても、それを受けた頻度とか時期とか、量とか、さまざまな条件によっても更に違ってきます。

私は、今、自分が親子で体験する全てのことに対して、それぞれのことで何パーセントかずつでも上向き効果があれば、それでラッキー。
それが積み重なって、子供の認知とか、知能とかがあがったり、他の子供たちと言語で少しでもスムーズにコミニュケーションとれたらハッピー。
なこととして考えます。

過度な奇跡を求めません。
黒がある日突然、何かのことで白にひっくり返るような…
1つのことをしただけで、劇的に子供ができるようになるとか…
でも、コツコツととりくんだ先の集大成として、結果、あの太郎がこんなことをしている、言えている?!相対的な奇跡は起こりうると思っています。
今回のオステオについても、ヒョッと思いつきで行ったように見えますが、そうではありません。
二年以上前に、すでにとある方から情報は頂いていて、自分としても、調べたり、どこに行こうかと探したり、迷ったりしてはいました。
この時期に違う方から、情報が飛び込んできたのは、時期がきたよ~と背中を押すいい機会であったにすぎないと思っています。
頭蓋もそれなりに骨ができ、オステオを受けることに非常な不安をもってのぞむこともなく、無理のない範囲で調整していただくことができそうです。

◆第二回目 2008年2月1X日
 この金曜日に二回目のオステオを受けました。
私の指先の感触というか感覚でしかいえないのですが、頭蓋の形がかわってきたのがわかります。
なんというか、手術してエイッと広げてもらったところがガタガタという触感だったのが、ツベツベしてきたというか…
頭の形も全体的にシュッというかツルッというか綺麗というか…
あくまでも私の感触の範囲ですが…
あと、おなかを触られるのが極端にくすぐったがるのとか、右耳だけはほじるのに過敏とか、そういうのも神経過敏につながっていそうな…

落ち着きなく動き回るのも、自己刺激で手ずくなするのも、何かしら神経を刺激していたいからであって逆にいうと、神経的に満足させられていないのかな~~と思います。
なのでちょっと異質なまでに反復継続運動をして神経を刺激し続けているのかも・・・

脳の世界は本当複雑ですが、訓練や生体へのアプローチでうまく使えない部分を補うよう活性化することは必要です。
ABAのようなスモールステップでの大量試行をコツコツと継続して続け、生活の中でも取り入れ、自閉症児の脳に新しい神経ルートをリハビリ訓練的に作り出してあげるのと、
生理的にある刺激によって脳や神経が活性化する、あるいは新しい回路がつながるというような生体アプローチとこれからも並行して地道に続けていくつもりです。

太郎が動くことはあっても、なんとか小1時間あまりベッドの上だ横になったりうつ伏せになったり仰向けになりながら施術してもらっているのは驚きです。

1年前は、仰向けで20秒が限界でしたから…(頭蓋の3DーCTとるのに…)さらにそれ以前は、薬で眠らせて撮っていましたし…
病院での経験が強烈で仰向け姿勢を極度に怖がり、うちでも術後は歯磨きとか耳堀りに寝てもらえなくなって、本当に苦労してなんとか復活させたのですが、こんなにも長く仰向けができるなんて思えませんでした。
正直、一発勝負で初回は行った感じです。
ここ一年でそれなりに自制や指示への受容ができてきたことも大きいですし、少しずつ生体の反応もかわったのかな~と思うこともあります。

これからオステオが加わって、太郎にどんな変化が出てくるのか、未知数ですが、楽しみにして通っていきます。
ですが、早く太郎が一人で落ち着いて施術してもらえるようになって欲しいものです。

◆第3回目 2008年2月2X日
早朝5時起床…6時には太郎をたたき起こし、6時20分に家をでる。
7時発の新幹線で大宮。8時2分着、8時6分発の東北新幹線に飛び乗り、オステオの先生のところへ…
という生活がこれからしばらく続きそうです。
一度、夜のパターンで試したのですが、夜は、電車の接続が悪くなり、待ち時間のロスで帰宅が23時になってしまうので断念しました。

まだまだオコチャマの太郎は、毎日20時半には就寝なので、このスケジュールのほうがキツイかな~~と思いまして。
前置きが長いですが、オステオ、今回で三回目です。

相変わらず、時々ふざけがはいりますが、こちらがビシッと譲らないでいるとなんとか自制して持ち直してはくれます。
やはり健常児とは違い、終始落ち着いて横になりつづけることが難しいのですが、それでも、私としては、かなり落ち着いて施術してもらっているなーと感心しています。

頭蓋の手術後、気になっていた前頭部と後頭部の間の微妙な凹凸感が随分滑らかになり、頭の形もきれいになったと思います。
具体的な変化としては、これからなんでしょうけど、太郎の課題は言語と出たり出なかったりの波が激しい落ち着きのなさです。
一回一回で、変化があることもあるだろうし、言語のようにポツリポツリの雨だれ式の表出がスムーズになってくるのにある程度の期間がないと見えないこともあるだろうと思いますが…

それでも、施術後にはよく歌を歌ったり、「ポテト食べたい」「枝豆食べたい」という使ったことない言葉でのマンドが出たり、「○○あった~~」とタクトしたり…

驚いたのは、昨日、ABAの実習をセラピストさんとしている間、自立課題としてシール貼りさせていたんですが、ものすごく黙々と集中していたこと、標的をきちんと見て位置を確認するまで目線がずれないこと、貼るべきシールのほうも、以前なら前後左右の位置などおかまいなしに色マッチング的にあっていれば大まかに貼っちゃっていたのが、その日は、きちんとシールの絵柄の上下を確認して、逆さまなのを直してから、貼っていたこと、位置がずれたら、きちんと貼りなおしたこと、

そして途中、貼り間違えたのに気づかずに次をやろうとしてセラピストに
「あれ、太郎、ここ違うのだよ~~」と言われたらば、そのシールをはずしてから台紙をキョロキョロとみて

「あで~~~(あれ~~)どこ~~~?」
とコメントしたことです。

セラピストさんは、何の気なしに「太郎って、ちゃーんとシールの前後とか確認してきちんと貼る位置も確認して外れないように貼ってますよね~~♪」と言いましたけど、

いいえ、こんな緻密な作業できたためしがありません

私が今回みて、
『あれ~~随分、微細なこと気にしてやれているな~~・・』と驚きながら見守っていたくらいですから…いつもはもっといい加減です。

まぐれかと思って、後半のセラピストさんのとき、(当日二回目の実習)シール貼り再度させましたが、同じくきちんと目線といい手先といい、いい反応でした。

実感として、オステオで少しずつ脳の動きがつけやすくなってきたのかな?なんて思います。

あと、蛇足なんですが、もう一人2年まえからかかっている東洋医学の先生とこのオステオの先生が同じようなことを言っていらしたので、驚きつつ、親として今後もいろんなところにアンテナを張って情報には過敏でいたいと思った次第です。

まあ、人とのつながりは縁ですから、太郎はそういう意味で本当に人との縁には恵まれているなあ…といつも思いますけど…

発音が悪いというか、たぶん顔から下の動きも悪いのかもしれません。(舌とか含め)
それも少しでも改善できればな~と思います。

もちろん、リハビリ的な訓練は絶対に必要ですし、それもABA含め、やっていきますけど、こういう生体アプローチで動き易くなる働き易くなるということはあると思うので、今後も頑張って通いたいと思っているところです。

オステの先生も口をあけて中から施術したかったのですが、例のゴム手袋に異常な警戒を感じ(とにかく手袋をつけた格好の人に横にさせられるのは怖がりますね…医者関係、すべてこれですものね。苦笑)その時だけは泣きべそかきました。
すぐ落ち着いてくれましたが…
うちでは、大きな口をあけて、仕上げ磨きのあと、フロスまで一本ずつしているので口をあけて待つことはできるんですけどね……
ちなみに、私が上あごの裏を触ってみたりとか、奥歯なんかを念入りにフロスしている間なんか目一杯、口をあけさせますが結構平気でいますけどね…
うーーーーーーーん、惜しい…

でも、いつか、この先生は、絶対に痛いことしない人だ、と確信もてたときには私と同じように無防備にあけてくれると思いますけど。笑。

頭とか体とかには痛いことしないけど、やっぱり口の中というのは警戒するんでしょうね…笑。

ということで、オステオのほうもいい感じで骨の動きとしては私が主観的に思ってる範囲でも頭蓋の形がかわったなーと思っているので、脳にもいい動きがついてくるといいなあ♪なんて思います。
by ostetokyo | 2008-04-10 19:37 | 障害を持ったお子様